北海道・札幌のニュース

北海道・札幌のニュースについて簡単に考察します。

JR北海道 副駅名称で広告収入が入るなら、もっと広げていこうぜ

北海道民として、JR北海道愛用者として、ここ10年ほどにわたるJR北海道の苦境には心を痛めていました。

広大な北海道の大地をカバーするJR北海道。地元の人間が見ても、鉄路を維持するのは厳しいだろうと簡単に予想がつくほど、路線によっては沿線人口が少ない。

生き残るのは、北海道新幹線と、札幌近郊エリアのみ。というのも、現実味のある話だなぁと思っているところです。

さて、今日取り上げるのは、JR北海道も副駅名を広告として導入したというニュースです。



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JR北海道は、駅に広告としてもうひとつの名前をつける「副駅名称」を始めました。JR北海道で初の取り組みです。

JR千歳線恵庭駅では、駅名看板に「北海道文教大学前」という名称が加えられました。副駅名称とは、駅の看板に広告目的で駅近くの企業や学校の名前を取り付けます。このほかにも、JR長都駅は「キリンビール北海道千歳工場前」という副駅名となりました。
JR北海道 高橋忍さんは)
「広告収入はもちろん、地域の方と企業、駅を結び付け親しみをもってほしい」
掲示期間は3年間を基本とし、この2つの駅の場合、年間の広告料はおよそ300万円だということです。

道外では、京急電鉄が2020年に10駅に副駅名を付けるとしており、鉄道業界の中でも徐々に広がりつつある副駅名。

利用者にとってより分かりやすくする意味合いがあり、利便性の向上が期待されるとともに、JR北海道の場合は広告料収入もゲットで一石二鳥。

先行の取り組みとして、東武鉄道銚子電鉄でも実施されているほか、前述した京急電鉄でも実施されています。

JR北海道は本業の鉄道収入で、黒字を出すことが難しいので、ホテル業や不動産業を頑張っているところですが、こういった広告収入で稼げるというのは、心強いところです。

10月には運賃値上げも控えているところですので、こういった部分で収入を増やし少しでも、経営を安定させて、できるだけ北海道の鉄路を維持していただきところです。

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